みきてぃーさん 014 [私の出産] | 第3回ぐるっとママ懸賞作文

「私の出産」~母から子へ伝えたい言葉~

第3回ぐるっとママ懸賞作文

みきてぃーさん 014 [私の出産]

みんなが あなたを 待っていたよ
生まれる前から幸せを届けてくれたね。あなたのことが、みんな大好き。


結婚後も幼稚園教諭として働いていた私。すぐには子どもができなかった。
でも、先生という仕事が大好きで、自分以外の子も我が子のように愛して日々を過ごした。
そんな子ども達との毎日が大切だからこそ、母になるタイミングを考えたり、この時期は仕事から抜けるのは難しいだろう。と暗黙の了解の中ですごし、毎日を仕事中心に考え、自分が母になれるのはいつだろうと思った。
でも、そんな気持ちも忘れるくらい毎日が楽しくて、あなたは早くには来てくれなかったね。きっと私の姿を遠いお空から見て、一緒に楽しんでくれていたのかな?
日々は楽しいけど、私もいつかは我が子を抱きたい。そんな思いをしながら先生として数年経った2023年の11月。
あなたがお腹にやってきた。
その時の嬉しさといったら、どうにもこうにも表せられないの衝撃だった。でも、これから仕事とかをどうしていこう…と不安が押し寄せてきたのが、その時の正直な気持ちだった。
園と相談をし、年明けすぐに『先生のお腹には、赤ちゃんがいます。』と園の子ども達みんなに打ち明けた。話を聞いた子ども達は目がまん丸だった。驚きで口が開いてる子もいた。
話が終わったあと、子ども達が集まってきて「あかちゃんこんにちは!」「お名前何にしようか?」「会えるの楽しみだよー!」とお腹に向かって沢山話しかけてくれた。
子ども達の純粋な言葉に、この時私は、この子達の先生としての幸せだけじゃなく、『お腹の子の母』として、本当に嬉しい気持ちになった。
話を聞いた子ども達が降園し、次の日になると、今度は保護者から「おめでとう!」「大事にしてね」「何でも相談乗るよ!」と沢山の言葉をいただき、
「ママを助けてあげてね!」とあなたへのメッセージまで届けてくれた。
園の子ども達の成長と共に、大きくなっていく私のお腹。
毎日どんな時でも、誰かが必ず、お腹を撫でてくれて、話しかけてくれて、早く会いたい!って、沢山の言葉を、まだ見えないあなたに向かって話しかけ、出会ってくれたみんながあなたに会えることをずっと楽しみにしていたよ。
あなたが来る前は、仕事をやめて落ち着いた頃、時が来たら母になれたらいいかな!なんて思っていた私だったけど、園の中で一番大変で、これから大事な時期だっていう時に、あなたは私のところに来てくれたね。
大きなお腹で働く姿に、子ども達も、周りの人も、みんなが私とあなたを助けてくれて、沢山話かけてくれて、手を差し伸べてくれて、毎日、毎秒が本当に幸せななトツキトオカだった。
私が母としての第1歩を幸せいっぱいで踏み出せるように、その気持ちを伝えるために、あなたはこのときを選んでやって来てくれたんだね。
たった一年で、数え切れない幸せを運んできてくれて、沢山のご縁を紡いでくれて、いつもあなたがそばに居てくれるだけで幸せ。
私がずったあなたを待っていたように、みんなもあなたを待っていたよ。
うまれてきてくれて、ありがとう。
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