晴れヨーカイさん 019 [私の出産] | 第3回ぐるっとママ懸賞作文

「私の出産」~母から子へ伝えたい言葉~

第3回ぐるっとママ懸賞作文

晴れヨーカイさん 019 [私の出産]

親になるということ
親になって初めて持った感情といつか親になるかもしれないあなたへ


親になるってなんだろう?
まだ新米親の私には難しい問題だけど、いつかあなたにも話したいから考えてみるね。


私はあなたが産まれる前、パパととっても楽しい毎日を過ごしていました。子どもはできれば欲しいと思っていたけれどなかなか授かることができず、このまま2人で過ごす人生も良いかなと思い始めた頃に妊娠が発覚。

本当に本当に本当に嬉しかった。

妊娠中は1ヶ月に1度の検診が待ち遠しくて、毎日生きてるかな?って心配してたよ。でも胎動が分かるようになって、痛いくらい毎日蹴られて、本当にお腹の中に子どもがいるんだって不思議な感覚だった。

よく「母親は子どもが産まれる前から母親という自覚がある。でも父親は産まれてからじゃないと自覚が生まれない。」みたいな言葉を聞くけど、私も産まれるまで全く親になるという自覚はなかったと思う。
初めての子どもだし、これから自分の人生がどうなっていくのかが分からなかった。楽しみでもあり、不安でもあった。

2022年2月1日。あなたが産まれて、もうあっという間に3年近く経つね。いまのあなたから見た私はどんなだろう。大好きだよ〜っと鬱陶しいくらいハグをしたと思えば、怖い顔で思いっきり怒ったり、とっても忙しそうに見えてるかもしれないね。
私自身も自分にこんな感情が生まれるなんて思ってなかったよ。


寝顔を見て可愛すぎて泣いてしまう時。
大人気なく意地を張って怒ってしまう時。
まだ先の巣立つ時を考えて寂しくなってしまう時。

美しい感情もあれば、悲しくて苦しい感情もある。全部あなたがいないと経験しなかったかもしれない感情こそが、親になるということなのかなと今少しだけ思う。色んな感情や想いが溢れる毎日は刺激的で、新鮮で、もう1度新しい人生を過ごしているような感覚になる。自分も知らない自分がまだいることにびっくりする時もあるけれど、私は親になった自分も好きだなと思ってるよ。


この先あなたが親になる人生を選ぶかは分からないけれど、

「親になるってどう?」といつかあなたに聞かれたら、うだうだと大変だった時のことを語りながら、最後に全力で言いたい。


「さいっっっこうに幸せだよ!!!」



こんなにも愛おしくて幸せな時間がまだ人生にはあったのかって本気で思ってるし、もうあなたのいない人生なんて考えられないから。
産まれてきてくれて、私を親にしてくれてありがとう。こんなに幸せにしてくれて本当にありがとう。毎日毎日思ってるけど、いつかこの想いがあなたにも伝わりますように。
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